プチ講座

簿記を知ろう♪[Vol.3]

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すべての取引は左と右に分けて帳簿に記入する。結論から言えばこれを仕訳と言います。

取引という言葉が出てきましたが、世間一般に使われる取引と簿記で使う取引とは若干の違いがあります。世間一般では、例えば駐車場を借りる契約をした。これはどう見ても取引ですが、簿記では取引とは言いません。ですから、簿記の仕訳という作業をする必要はありません。 それに対し例えは悪いですが、建物が火災で焼失してしまった。これは世間一般では取引とは言いませんが簿記上は取引となり仕訳と言う作業が必要になります。 つまり簿記上の取引とは、企業や商店の資産・負債・純資産・収益・費用に増減変化をもたらすあらゆる事象を言います。 駐車場を借りる契約の場合は、お金が増えるわけでも減るわけでもありませんし商品が売主から買主のもとに動くわけでもありません。それに対し、建物が火災で焼失したという場合は建物という資産が焼けてなくなり、資産が減ったという事実が残ります。 わずかな例えですが、なんとなく仕訳が必要な事象とそうでないものの取引という言葉の定義はおわかりいただけましたでしょうか? では、企業や商店はどのように帳簿に記録するのでしょうか? 例えば、牛肉を10,000円買って、現金を支払ったという活動を取引といいますが、この取引は「牛肉を手に入れた」という事実と「現金が減った」というふたつの事実に分ける事ができます。

仕訳例

(借方)  牛     肉  10,000  /  (貸方)  現     金  10,000

 

簿記では、左側のことを借方(かりかた) 

右側のことを貸方(かしかた)といいます。

この借方や貸方には全く意味がありません

左=借方 右=貸方と覚えていただければ結構です。

 

また、肉屋さんが店の運転資金として現金500,000円を銀行から借り入れたという事実は「現金が増えた」という事実と「借金が増えた」という事実に分ける事が出来ます。

仕訳例

(借方)  現     金  500,000  /  (貸方)  借 入 金  500,000

これらのふたつの事実を帳簿の左側と右側に分けて記入する方法を仕訳といいます。 というものの、どちらの事実を左側に記入し、どちらの事実を右側に記入するのか?という問題が生じます。 そのため、仕訳をする際には、取引によって増えたり減ったりしたものを5つのグループに分けそのグループに属するものが増えたら左側または右側。反対に減ったら右側または左側に記入するというルールがあります。 ここに出てきた5つのグループとは、資産・負債・純資産・収益・費用のことを言います。 それでは5つのグループについてみていきましょう。 まず資産です。 資産とは、現金や預金、商品、建物、土地など一般的に財産といわれるものをいいます。たくさん持っているとうれしいものです。 逆にたくさんあるとイヤなものもあります。 最たる例が借金です。借金は後で返さねばなりません。返す時に現金などを支払わなければならない義務を負債といいます。 そして、資産と負債との差額が純資産。純資産の代表は資本金になります。すなわち元手です。 収益は、儲けのもとになるもの。100円で仕入れたものを150円で売った場合、儲けは50円になりますがそれを簿記では利益といいます。この50円のもととなる金額は150円でお客様からいただける現金であり収益になります。 売上のほかにも、建物や土地を貸して得られる賃料や、何かの仲介をして得た手数料が収益に該当します。 費用は、収益を得るために必要な支払額のことです。 商品を売るためには、商品を買って来なければいけません。つまり仕入です。 その商品を宣伝する必要もありますので広告宣伝費がかかりますし、従業員を雇って給料も払わなければなりません。電気代もかかりますし保険にも加入しておかなければなりませんしその他にも様々な費用がかかります。 では、取引の要素を5つのグループに分類できたら、今度はそのグループが増えたか減ったかを考えなければいけませんが それはまた次回ということで。