プチ講座

簿記を知ろう♪[Vol.4]

プチ講座 投稿者画像  

無題

ごきげんいかがでしょうか。大西義博です。

前回は簿記で欠かすことのできない仕訳について書かせていただきました。

今回はその続きということで。

 

取引の要素を5つのグループに分類して、それが増えたか減ったかを考える所からでした。

5つのグループとは、資産・負債・純資産・収益・費用でした。一部例外はあるものの

簿記で出てくる項目(正式には勘定科目といいます)はすべてこの5つのどこかに属します。

 

まずは資産

資産の代表的なものはみなさんもとても大好きな現金です。

その他、普通預金や定期預金はもちろん、建物や車なども資産に属する項目(勘定科目)になります。

これらが増える一方なら嬉しいのですがそうもいきません。

増えることもあれば減ることもあります。

 

現金を使って(減る)商品を仕入れてそれに利益を乗せてお客様に販売して、使った以上の現金をお客様から

回収(増える)する。これを延々と繰り返すのが商売の基本です。

というわけで仕訳をする際には

現金を使った場合

(借方) 仕  入  使った金額   (貸方) 現  金  使った金額

金額を入れれば

(借方) 仕  入  10,000     (貸方) 現  金  10,000

 

お金が増えた場合は

(借方) 現  金  12,000     (貸方) 売  上  12,000

 

このような仕訳となります。

 

現金などの多くあれば嬉しいものは、

 

増えたら借方(かりかた)=左側

減ったら貸方(かしかた)=右側

 

このようなルールがあります。

現金だけでなく、普通預金や建物や車など資産はすべて同じルールです。

 

反面、多くあればあまり嬉しくないものが負債

借金などがその最たる例です。これは資産とは逆で

 

増えたら貸方(かしかた)=右側

減ったら借方(かりかた)=左側

仕訳例

(借方) 現  金  10,000     (貸方) 借入金  10,000

借金したということは現金が増えますから現金が増えたということで

借方(増えた)に仕訳されます。

増えたら嬉しくない借入金が増えたということでちゃんと貸方(増えた)に仕訳されてますね。

 

では借金を返済したとき

(借方) 借入金  10,000     (貸方) 現  金  10,000

 

増えたら嬉しくないものが借方(減った)に仕訳され、その代り減ったら嬉しくない現金がちゃんと

貸方(減った)に仕訳されています。

 

続いて純資産です。

この代表的なものは資本金です。これは負債と同じく

 

増えたら貸方(かしかた)=右側

減ったら借方(かりかた)=左側

 

(借方) 現  金  10,000     (貸方) 資本金  10,000

 

純資産の取引は少ないので仕訳例のみにしておきます。

 

続いて収益ですが、これは資産の増加要因です。

増えたら貸方(かしかた)=右側

減ったら借方(かりかた)=左側

 

 

資産が増えたら借方に仕訳しましたよね。↑参照

その原因である収益の発生(増えた)は右側に仕訳します。

例えば商品を12,000で売って現金を受け取った。

 

(借方) 現  金  12,000     (貸方) 売  上  12,000

 

最後に費用です。

費用は収益と反対のイメージです。

 

増えたら借方(かりかた)=左側

減ったら貸方(かしかた)=右側

 

資産が減ったら貸方に仕訳しましたよね。↑参照

例えば商品を10,000円で仕入て現金を支払った。

 

(借方) 仕  入  10,000     (貸方) 現  金  10,000

 

5つのグループをまとめると

 

借方             貸方

↓               ↓

増加    資  産    減少

減少    負  債    増加

減少    純資産     増加

消滅    収  益    発生

発生    費  用    消滅

 

このようになります。

 

5つのグループには各項目の勘定科目というものがあります。

例)

資産

現金 普通預金  定期預金 建物 備品など

負債

借入金 支払手形など

純資産

資本金など

収益

売上 受取利息など

費用

仕入 給料 広告宣伝費など

 

実際の仕訳はこの勘定科目を使って借方または貸方に振り分ける作業になります。

勘定科目はこれ以外にもたくさんありますが、これらがどのグループに属してそれが

増えたのか減ったのかが理解できればあとはパズル感覚で仕訳が出来るようになります。

 

簿記学習者や経理の現場の人でも複雑な取引になればまだまだ間違ってしまうと

いうことは少なくはありませんが、簿記の基本中の基本が仕訳になります。

日々、正しくできるようにというのが簿記学習者や経理事務員の永遠のテーマです。

 

では、仕訳についてはここまでということで。

またお会いしましょう。