元採用担当者が教える就職で勝てる証明写真

ビジネススキル

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東秀亮

本記事では、これから就職を目指されている方に、採用の可能性を高める証明写真がどんなものかをお伝えいたします。

最後まで読んでいただくと、書類選考において有利に就職活動が行うことができます。

私自身がとある会社で採用担当者をしてきた経験から、『こんな証明写真が印象が良かった。』『こんな証明写真だから、書類選考で落とした。』など採用側の生の声をお伝えして、少しでも採用につながる証明写真とはどんなものかをお伝えできたらと思います。

  1. 証明写真が採用の合否に関わるの?
  2. 証明写真の役割を理解しよう
  3. 証明写真の品質チェックリスト
  4. さらにグレードアップ!これがベストな証明写真

証明写真が採用の合否に関わるの?

結論から先に述べますと、証明写真によって採用の合否は大きく影響します。

『え?見た目で判断してるの?』

そう思われて幻滅した方もいるかもしれません。見た目で判断といっても、その人が『かっこいい』もしくは『かわいい』から採用します。ということでは決してありません。

見た目で評価すること

見た目でなぜ評価するか。

それは、外見からでも十分『ビジネス感覚』・『コミュニケーション能力』がわかるからです。

証明写真ですべてがわかるわけではありません。写真の印象と実際の『ビジネス感覚』・『コミュニケーション能力』が必ず一致するわけでもありません。

ただし、必ず正解を導けなくても、このように推測ができます。

  • 寝癖がついている写真を提示してくる人がビジネス感覚に優れているようにみえますか?
  • 暗い顔で写っている人がコミュニケーション能力があるようにみえますか?
  • 自撮り写真のような写真を履歴書で提出する人がビジネス感覚に優れているようにみえますか?

冗談ではなく、このような証明写真を履歴書に貼り付けて送ってこられる方がいます。

どんなに『かっこよく』ても『かわいく』ても、こういった方は採用担当者から敬遠されてしまいます。
でも実は、ほんとにたまにそういった証明写真を送ってきた方でも能力的に優れた方もいられます。面接で話ししてみて、証明写真から感じていた印象とは大違いでびっくりすることもあります。

無事書類選考を通れば気がついてもらえますが、優秀なのに証明写真で本来の印象を与えられなくて書類選考が通らなかったとなれば、応募者にとっても会社側にとっても残念な結果になってしまいます。

履歴書や職務経歴書では伝わらない情報

履歴書や職務経歴書で実に魅力的な経歴を書かれる方はいます。しかし、履歴書や職務経歴書だけでは『ビジネス感覚』・『コミュニケーション能力』そして『人柄』が十分に伝わってきません。それを補足するのが証明写真です。

なぜ証明写真で判断するの?

証明写真を見て必ずしも正しい印象を受け止めれるとは限りません。

では、なぜ採用担当者は証明写真が判断材料になるのか?

採用担当者はとにかく時間がない

ズバリ!!採用担当者が忙しいからです。

全員に面接ができれば、より精度の高い求人活動ができると思います。それは、応募者を知る上では理想的です。しかし、多くの会社では応募者全員と面接することがありません。

大きな会社の場合、新卒採用の場合10000人を越す応募があることもザラです。小さな会社の場合は、応募者数が多くなくても、採用担当者が他の業務を抱えて並行して、応募書類に目を通したり、面接を行ったりします。時間がないので、どうしても証明写真や履歴書に判断せざるえません。

証明写真が足切りになっているかも

応募者が多い場合は、『証明写真』が足切り材料になっているかもしれません。履歴書や職務経歴書がしっかり書かれているのに、書類通過しないとなれば、証明写真が原因のひとつになっているかもしれません。

正直、採用担当者が応募書類を読み込むことはかなり時間がかかる作業です。『証明写真』が最低限のレベルに達してない場合、書類の質に関係なく落とす理由になっている可能性があります。

証明写真の質の低さで採用担当者が感じること
  • 志望度が低く見える
  • マナーがよくない
  • いいかげん
  • 人間性に不安

証明写真の役割を理解しよう

就職活動で有利な証明写真を用意する前に、証明写真の役割を理解することが大事です。

就職活動に欠かせない書類である『履歴書』には必ず証明写真を貼付します。
なぜ必要なのか?というと、まずは本人確認のためです。証明写真があることで面接の際、同一人物であると確認できるのです。

それ以上に証明写真は大きな役割があります。それは、あなたの第一印象の評価を与える役割です。証明写真は履歴書の最上部に貼付しているため、経歴・資格などの内容よりも何よりも真っ先に目に付き、強い印象を与えます。書類選考では、実際に会ったことのない人に対して行われるので証明写真のうつりが合否判定に大きく影響されるといっても過言ではありません。
書類選考が通ってから大丈夫と思ってませんか?証明写真は一次面接から最終面接まで多くの面接官の目に留まるため、悪い証明写真はマイナスの印象を与え続けることになります。

  • 本人確認
  • 第一印象の評価

見た目で判断される可能性は55%

1971年にアメリカの心理学者であるアルバート・メラニアンが提唱した法則があります。

《人が他人の印象を判断するときの割合》

  1. 声の高さ・大きさや声色、話すスピードなどの聴覚的な要素で38%
  2. 容姿・姿勢、服装や表情などの視覚的な要素で55%
  3. 話の内容や言葉の意味などの言語的な要素で7%

この法則でいうと、考えて練り上げた受け答えの内容はわずか7%しか影響しないことになり、見た目で判断される可能性が55%もあるということになります。
一説では初めてあった人の評価をするための第一印象は見た目が9割とも言われています。
ここまでで、いかに証明写真が重要であるかがお分かりいただけたのではないでしょうか。

証明写真の品質チェックリスト

今回は本気で就職活動をされている方に向けて、証明写真の品質チェックリストを用意しました。

この品質チェックリストを活用して、希望の会社の就職できることを願っています。もし、みなさんがすでに就職するための証明写真を用意しているのであれば、下記の証明写真の品質チェックリストをしっかり確認してください。チェックした結果、問題があるようでしたら、証明写真を撮り直しをお勧めします。

  • 顔が暗く写っている
  • 姿勢が悪い
  • 寝癖・服装の乱れ
  • 背景に物が写り込んでいる
  • 過剰な加工
  • プライベートの写真の使用

顔が暗く写っている

顔に十分光が当たっていないので、全体的に暗い写真になっていることが多いです。人相が悪く見えたり、性格が暗く見えたり、自信なく見えたりします。

実際に以前、証明写真の印象悪く暗い印象を持ってた方が、実際面接してみるとすごい明るい表情の方でびっくりしたのを覚えています。

印象

  • 人相が悪く見える
  • 性格が暗く見える
  • 自信なく見える

対処法

顔が明るく見えるように、できるだけ顔に髪がかからないようにしましょう。おでこを出したり、髪の毛を束ねたりすると誠実で明るい印象になります。また、写真館などでの撮影では、顔にしっかり光をあてて明るい印象で撮ってもらえます。

姿勢が悪い

姿勢の悪さは、自信のなさが出て、印象が悪くなります。

印象

  • 自信なく見える

対処法

しっかり背筋を伸ばして、顔をレンズに向かって撮影してください。友達や家族でも構いませんので、姿勢が正しいか顔は正面に向いてるか指示してもらってください

寝癖・服装の乱れ

だらしなく見えてしまうので、整えましょう。特に寝癖は一発NGです。自分では服装が乱れていないと思っていても、思わぬことで乱れることもあります。移動後や風の強い日などは特に気をつけてください。

印象

  • だらしない
  • TPOに対応できない

対処法

撮影前に必ず鏡を見てください。特に服装の乱れは、全身鏡で見ないと気がつかないことが多いです。写真館やスピード写真で撮る場合は、ワックスやスプレーなどヘアセットができるものも用意して、寝癖や服装の乱れがないかをチェックしてください。

背景に物が写り込んでいる

まれに自宅で撮影した写真を証明写真として提出される方がいます。私どもの会社への心構えがその程度なのかなと感じてしまいます。写真館や証明写真自動撮影機(スピード写真)など然るべきところで撮影していれば、物が写り込むことがないはずです。

印象

  • だらしない
  • TPOに対応できない

対処法

基本的には写真館や証明写真自動撮影機(スピード写真)などで撮影してください。

過剰な加工・プライベートの写真の使用

特に女性に多いですが、SNSの投稿のように過剰な加工をしたものを証明写真に使う方もいます。プライベートで自分をかわいく写そうとする分にはいいのですが、ビジネスではTPOが重要で、TPOに合わない空気が読めない印象に見えてしまいます。かわいい印象が必要なのではなく、誠実さや真面目さが映るような写真にしてください。

印象

  • 空気を読まないように見える
  • ビジネス感覚がないように見える

対処法

自撮りや加工などをしていると加工することが当たり前になってきます。必ず家族や友人に確認してもらってください。かわいい・かっこいい写真を提出するのが目的でなく、仕事がしっかりできる印象を与えることが目的なので意識してみてみましょう。

さらにグレードアップ!これがベストな証明写真

上記で案内したチェックリストは、最低限の質を保つための証明写真のリストです。ただ、このリストができて、あくまで及第点です。

私が思うベストな証明写真は、その人のよさがしっかり表現された写真です。その人それぞれにあった表現の仕方があります。

  • しっかりした印象 → 少し表情を抑える
  • 優しい印象・親しみやすさ → 少し口角を上げる

面接で緊張しやすい方やきつめにみられる方は、優しい印象や親しみやすさを出してあげて、一緒に仕事をしたいと思わせる雰囲気の証明写真にして、面接でのフォローアイテムにします。どうみてもらえたら、自分の特徴をいい印象する少しの味付けしてあげるといいでしょう。

このグレードアップに関しては、なかなか自分自身でコントロールすることが難しいです。証明写真撮影に慣れているカメラマンによる撮影は、あなたの特徴をうまく引き出してくれます。写真を撮られ慣れていないので、緊張される方も多いと思います。証明写真を撮る前に、うまく緊張を解いてもらって撮影してみてください。

いい証明写真で応募していますか

採用担当者をしていた頃、しっかりした証明写真で応募される方の割合が非常に少なかったです。履歴書ですべてがわかるわけではないので、応募された方と全員面接をしてしっかり判断したい気持ちがあります。

しかし、実際は面接以外に他の仕事をする必要もあるため、書類選考をして、面接を受ける方を絞る必要が出てきます。

なので、証明写真で悪い印象を与えてしまうのは非常にもったいなく、いい証明写真をつかって有利に就職活動を進めていくことをお勧めします。

いい証明写真が採用担当者にあたえる影響

書類選考では主に上記の内容をチャックしています。証明写真の場合は『人柄』や『コミュニケーション能力』を感じる要素になります。

『技能』がいくら高くても、『人柄』や『コミュニケーション能力』が低いように感じれば、残念ながら面接までご案内できないことも多々あります。

  • 技能
  • コミュニケーション能力
  • 人柄

履歴書を見たときに判断できるのは、主に『技能』です。この段階で、採用した際に会社で応募者が活躍できる可能性があるかを経歴や自己PRの中から見ます。そして、自己PRの中には『コミュニケーション能力』を垣間見ることもできます。

一見、仕事の能力だけの視点をみたときに、『技能』『コミュニケーション能力』この2つがあれば十分なように思います。しかし、実際はそうはいきません。

採用を決断するときに大きく影響するのが『人柄』なのです。

そして、『人柄』を判断するのに大きく影響を与えるのが『証明写真』になります。

中途採用で応募する方は証明写真で差をつけるチャンス

履歴書で提出される証明写真は中途採用で応募される方より、新卒の方のほうがよい傾向にあります。新卒採用の就職活動をしている大学生の方などは学校の方針で、証明写真に非常に力を入れているためです。

一方で、中途採用で応募される方は、その人の魅力が十分に伝わってこない写真で応募される方が非常に多いです。中途採用の場合、他者と差をつけたいなら、質の良い写真を撮ることをおすすめします。

中途採用の応募での残念な証明写真

「急いでいるから」「面倒だから」「コストを抑えられるから」などの理由で、スピード写真で済まされる方も少なくないのではないかと思います。確かに、スピード写真も進化していて照明の当てかたや美肌効果などの工夫が凝らされていますが、スピード写真機では誰も何のアドバイスもしてくれません。
一度、ご自身が面接官の立場になって考えて見てください。「スピード写真で簡単に済ませて出した」「ぜひ入社したいという強い思いが感じられない」と、残念な気持ちになるのではないでしょうか?
その点、写真館ではプロのカメラマンが服装の乱れやメイクの仕方、髪型、顔の角度・表情に至るまで丁寧にアドバイスしてくれますので安心して撮っていただけます。撮影後の修正も短時間で行ってくれます。
就職活動で必要な証明写真の枚数は平均25枚と言われていますが、スピード写真機で何度も撮ることを考えると結果的にコストパフォーマンスも良いと思われます。
証明写真では「清潔感」「生き生きとした印象」が大事です。
自然な笑顔を目指し、日頃から鏡の前で口角を上げる練習や表情筋の体操もお勧めです。
準備を整え、万全の態勢で就活に臨みましょう。

まとめ

証明写真は、就職活動において重要なアイテムです。面接前に慌てて撮ると失敗写真になりがちです。余裕を持って証明写真を用意して、いい就職活動を行ってください。

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