緊張に負けない!経験から伝える面接やプレゼンの緊張克服法
ビジネススキル
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エンプロススタッフ
就活生を見ていると緊張で悩まれている方は、本当に多いように感じます。性格的なこともあるとは思いますが、私の実体験を元に、克服法をお伝えできたらと思います。
この記事を読んでいただくと、緊張で悩まれれて面接やプレゼンテーションがうまくいかないという方へのヒントになります。
過度な緊張は面接での大きな壁になります。基本的に緊張していない人は実はいません。その緊張をうまくコントロールできているかで、影響に大きな差が出てきます。一人で悩まず誰かに相談してみてもいいですが、緊張の仕方は人それぞれなのでアドバイスを聞く相手によっては逆効果になることもあります。まずは一度この文章を読んでみてください。
- 緊張に悩んでいた学生時代
- 重要なのは根本的な緊張の原因を知ること
- 緊張が本当の原因ではない
- それでも緊張してしまう人へ
- 大勢の前で話せるように
- それでも実は緊張することも
緊張に悩んでいた学生時代
私を知る人物であれば、授業でみんなの前で話をし、知らない人とも気兼ねなく話すので、緊張と無縁という印象を持つ方が多いでしょう。実際、授業をすること、知らない人と話すことに過度な緊張はありません。
緊張に悩んでいる方にとっては、すごく羨ましい状況だと思います。
ですが、実は私は非常に緊張しやすいタイプです。
学生時代は緊張に悩まされて、緊張さえなければとどんだけ思ったことか。プレゼンテーションなど学生時代にはプレッシャーを受ける場面が多く、プレゼンがあるというだけで、気分が落ち込んでいました。
『場数を踏めば、緊張なんてなくなるよ』と言われましたが、なんどやっても慣れない。原稿を用意してプレゼンでは読んでみたり、大真面目に手のひらに「人」の文字を書いてみて飲み込んだりしても、緊張は取れない。今なら笑い話ですが、当時は藁をもすがる思いでした。場数を踏めば踏むほど、ますますプレッシャーは強くなっていき、プレゼンで何を話したかなんて頭が真っ白でまったく覚えてない状況でした。
重要なのは根本的な緊張の原因を知ること
私の大学の学科の特性上、プレゼンテーションは就職活動をしていくうえでかなり重要な要素です。これをクリアーしないと就職活動や就職してからも困ります。自分がなりたい仕事においてプレゼンは切り離せないものなので、克服するしかなかったのです。
『「プレゼンテーションがうまくいかない」。緊張さえしなければ、プレゼンはうまくいったはずなのに。』
そんな風にずっと思い悩んでいたのですが、ある時ふと頭の中に浮かんだことがあります。
緊張が本当の原因ではない
『そもそも緊張してなかったら、うまくできていたのか』と、ふと頭に浮かびました。
この考えに到れたことが、私にとっての転機でした。
冷静に、誰もいないところで自分でプレゼンテーションをしてみたところ、実は全然できなかったのです。緊張してなくても、できませんでした。
『うまくいかないのは、緊張している』からではなく『うまくいかないのは、実力・準備不足だった』からなのです。
そして、緊張しているのは実力・準備不足からの不安が原因なのです。解決すべきは、実力・準備不足の点でした。ずっと間違った方向に悩みながら、プレゼンを成功させようとしていたのです。
- うまくいかない原因は実力・準備不足
- 緊張の原因は実力・準備不足からの不安
- 解決方法は実力・準備不足を解消すること
面接やプレゼンテーションで緊張してしまうと悩まれている方は、ぜひ一度『そもそも緊張してなかったら、うまくできていたのか』考えてみてください。おそらく、別のところに活路があるはずです。
準備はしっかりすること
緊張している人のほとんどが、圧倒的に準備不足です。プレゼンや面接の場面を例にすると、プレゼンテーションの資料がそもそも説明できてない。下記に一例をあげていますが、これができてないようだとかなり厳しいです。
- プレゼンテーションの資料は一番伝えたいこと、誰に伝えるのかを整理ができているか
- 履歴書・職務経歴書は伝えたいことがわかるようにまとまっているか
- 自己分析はしっかりできていて、自分の強みや弱みをはっきり示せるか
- 企業研究はしっかりできており、自分がその会社の何で貢献できるか
頭の中ではできているようでも、必ず文章にして書き出してみてください。文章にできて初めて理解しているということです。文章にできなければ、理解できていないのでうまく話すことができません。
まとめた文章は誰かに読んでもらうこと
まとめた文章を誰かに読んでみてもらってください。その上で、相手にちゃんと伝わったか確認してみてください。友達同士で確認してもいいですが、学校の先生や先輩など、経験のある方にみてもらいましょう。
おそらくこの作業に慣れていない方は、自分が思っていたように伝わってなかったのではないでしょうか。
それが客観的な視点です。
正しく伝わるまで、徹底的に文章をリライトしてみてください。
それでも緊張してしまう人へ
準備はしっかりできた。実力も十分だ。それでもやっぱり緊張してしまうことはあります。緊張自体は悪いものではなく、過緊張でどうしようもできなくなることが問題なのです。
緊張しやすい自分だと認める
緊張しないようにと考えれば考えるほど緊張はしていきます。緊張していることを自分で受け入れることも重要です。
緊張すると間違うこともあるし、手が震えてしまうこともある。顔が赤面したり、声が震えたり。でも、それは何も評価の対象になりません。(アナウンサー試験とかなら別ですが・・・)あっ、この人緊張しているんだなって思う程度です。
緊張していることが評価のマイナスにはなりません。
大事なことは、伝えるべきことを伝えれているかということです。
緊張することに争わず、自分は緊張しやすい性格なんだと認めて、そのまま相手に受け取ってもらいましょう。緊張してうまく話せなくても、伝えるべきことを伝えれているのであれば問題ないです。いいじゃない緊張したって。
丸暗記は緊張の元
こういう質問が来たらこう答えようと丸暗記してしまうと、緊張はひどくなります。緊張しないように用意した原稿をプレゼンで読む方もいられます。そんな方は要注意!
原稿を一字一句読むことに意識がいき、語尾の『ます』『ました』の違いで間違えた事実に緊張をしてしまいます。『ありがとうございます』と言いたいところ『ありがとうございました』と言ってしまい、そこから頭がまっしろ、なんてことも聞きます。聞き手からは、そこは重要なことではないので、『ます』であろうが『ました』でどちらでもいいです。
また、暗記したこと以外の質問がきた時に解答を用意していないとびっくりして緊張をしてしまいます。伝えたい大事なキーワードだけ、しっかり覚えてどの質問が来ても多少言い方が変わっていもいいので柔軟に答えれるようにしておきましょう。
言い間違えても問題がない
間違えないことに意識がいってしまう人がいますが、言い間違えたらその場で訂正すればいいだけの話です。あなたが聞き手の場合、面接やプレゼンをしている人が言い間違えたからって評価を落とさないですよね。
緊張していたら言い間違えもしますし、例え緊張してなくても言い間違えます。
敬語・丁寧語は使えるようにしておく
「おっしゃるとおりです」だったっけな?という感じで敬語を使っていると面接やプレゼンに集中できず、敬語の使い方が不安になってしまいます。そうなると一気に緊張してしまいます。
本来の面接やプレゼンに集中するために、敬語・丁寧語は使えるようにしておきましょう。
私は、プレゼンテーションの際に思い切って関西弁でやってみたことがあります。言葉遣いに意識がいかないため、緊張もさほどせずプレゼンに集中できました。分かりやすかったとの評価も得たので予々高評価でしたが、関西人以外には伝わりにくいなという声も。
実際、面接などの場では関西弁でというわけには行きませんが、言葉に使い慣れておくことの重要性はわかっていただけたのではないでしょうか。
大勢の前で話せるように
緊張しなくなったというよりも、面接やプレゼンテーションの準備がしっかりできるようになったことで、大勢の前で話をすることができるようになりました。
私自身人前で話すことを克服してからは、入社式で40人以上の新入社員や社長を含めた会社役員の前で新入社員代表挨拶をさせていただいたり、その後も別の会社で強面の社長や上司を含めた200人以上の前で新店オープンの立ち上げメンバーとして、マイクを持って決意表明をさせていただいたことがあります。
上記のような場面は仕事をしていると誰にだって訪れる可能性がある場面です。面接などは、緊張するからと避けることができます(本来は避けるべきではない)が、会社員として訪れるこの場合は、私やりたくないですが通用しません。克服していなかったらと思うと、ゾッとします。気分が沈んで当日は緊張でガタガタだったでしょうね。
40人、200人という人数は慣れてない人にとっては、多く感じるかもしれません。しかし、挨拶文は事前に検討して用意してましたし、決意表明に至っては『新店ではこういう成果をだそう』という強い意気込みがあったので、考え方自体が準備できており言語化するのがそれほど難しくなかったため当日アドリブでも自信をもって話すことができました。結局、準備ができていたから話せたのだと思います。
それでも実は緊張することも
実は今だに緊張するときはあります。それも10人足らずの時でも。
とても200人以上の前で話した人の発言だと思えません。
緊張するときは決まって『自分の考えがまとまっていない時』です。つまり、『準備ができていない時』です。
やはり、私自身は緊張しやすい性格は変わってはいません。だからといって、もう緊張すること自体を否定的に捉えることもありませんし、この性格はもう変わらないと思うので緊張とうまくつきあっていこう思います。
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