簿記を知ろう♪[Vol.6]
パソコン・事務
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エンプロススタッフ
Vol.1~4までは簿記の基本のことを書かせていただき、前回はカレーライスを例えにした原価のことを。
今回は、毎日のように使っている電卓のことを書こうかと数日前にふと思って実際に書いてみました。
デスクワークや簿記の学習に欠かすことの出来ないもののひとつに電卓があります。
誰もが仕事や家庭で電卓を使うシーンは少なくないのではないでしょうか?
手の平にも乗るような小さな電卓には様々な便利な機能が搭載されています。
例えば、九九ぐらいなら電卓使わなくても計算できますが、あえて使うとすれば「9の段」を計算をする場合にどのように電卓を使いますか?
「9」「×」「1」「=」とキーを叩けば「9」という答えが液晶に表示されます。
以下
「9」「×」「2」「=」
・・・・・・・・・・・・
「9」「×」「9」「=」
それぞれの答えが順次表示されていきますね。
では、出てきた答えの「9」~「81」の合計を計算したい時はまた「9」+「18」+「27」+・・・・・+「81」=と操作すれば「405」という答えが出てきます。
けどこれってすごく効率悪いです。
電卓には多くの機種に「定数乗算」という機能が搭載されているのです。
先ほどの9の段の場合全ての計算で「9」「×」という同じ操作を9回する必要がありますが「定数乗算」の機能を使えばこれが1回で済むのです。
CASIOの電卓の場合ですと
「9」「×」「×」という操作をすれば液晶のどこかに「K」という文字が表示されます(機種によって表示される場所が違います)
これで定数乗算のセット完了。「9」「×」までが固定されます。
あとは、「1」「=」 「2」「=」・・・・・・・・・・「9」「=」
順次「9」「18」「27」・・・・・「81」と答えが液晶に表示されます。
この「=」で出てきた答えを電卓はちゃんと記憶しています。
そして出てきた答えの合計を表示したい場合は「GT」キーを叩いてみてください。
「405」と表示されます。
「GT」 キーは グランドトータル (Ground Total – 総計) を意味し、 「= 」で算出した一連の数値を合計してくれます。
エクセルのSUMと似てる感じですね。
「9」「×」「×」とキーを叩いて「k」が表示されない場合は「9」「×」のみで結構です。
キャノンの電卓ならこの操作でOKです。昔買ったSANYOの電卓も同様でした。
これでちゃんと「9」「×」が固定されてますので、「1」「=」 「2」「=」・・・・・・・・・・「9」「=」とキーを叩いて最後に「GT」キーを叩いても
「405」が表示されます。
SHARPの電卓の場合は若干異なります。
「先に定数を入力」して、その次に定数じゃない数字を入力、そして、「=」を押して、定数計算をします。
先の例で言えば、「9」「×」「1」「=」で定数乗算のセットが完了しますので、後は「2」「=」「3」「=」・・・・・「9」「=」とキーを叩けば
それぞれ「18」「27」・・・・・「81」という計算結果が得られます。
最後に「GT」を叩けば「405」が表示されます。
キャノンも同様に出来ましたので、CASIOの方法とともに使えます。
今はエクセルで数式や関数を使えばデータさえ入力すれば瞬時に様々な計算やグラフなどが出来ますが、簿記検定などパソコンが使えない時は電卓に頼るしかありません。
電卓には上記のほかにまだまだ使いこなせていない便利な機能がたくさんあります。
WoadやExcelもショートカットキーで便利に使うことが出来るのと同じことかなと思います。
良い意味での横着をして時短を追及することが仕事や学習の効率化に繋がりますね。
ではまたお会いしましょう。
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