SWOTを活用して自己分析してみよう!
ビジネススキル
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エンプロススタッフ
自己分析と聞いて、どんなことを思い浮かべるでしょうか。
就職試験が間近に迫った大学生・専門学生の方、社会に出たばかりの若手の方、キャリアの変更を考えている中堅の方…求められる精度は読まれている方のステージによって異なるので測り方に万人共通の方法はありません。
一般的に、「長所」と「短所」を明確にしたうえで長所を生かしながら短所を修正して成長する、という参考書が多い様ですが、ちょっと立ち止まって考えてください。
そもそも自分の長所や短所を自分で把握している方って殆どいないのではないでしょうか。
またこうした自己理解などの問いは慣れるともっともらしい答えを捻り出すことが出来ますが、それでは自己"分析"になりませんし、なにより読み手がイメージを膨らませることができず、面接で一から説明し直すことになります。
今回は、そんな捉えようのない自分の長所と短所を明確にする為に、『SWOT(スウォット)分析』という手法を紹介します。小難しい名前ですが、簡単に自己分析が出来るので是非試してみてください。
まず始めに、SWOTというのはそれぞれ、Strengths(強み)、Weaknesses(弱み)、Opportunities(機会)、Threats(脅威)の頭文字をとったものです。紙に十字を引いて、このSWOTを下図の様に配置します。
次に、今悩んでいることや不安に思っていること、逆に、やりがいを感じていることや充実していることを、思いつくままにS・W・O・Tのどれかに当てはめてください。
微妙なものは線の上でも構いません。数を合わせる必要もないので、なるべく考えないで直感的に置いていきましょう。
思いつくものを全て当てはめたら準備完了、ここから分析に入ります。
S・W・O・Tのうち、S・Oの行は「ポジティブ要因」といい、W・Tの行は「ネガティブ要因」といいます。また、S・Wの列は「内的要因」といい、O・Tの列は「外的要因」といいます。図にするとこんな感じです。
ポジティブ要因とネガティブ要因の説明は不要ですよね…積極的と消極的という意味です。一方、内的要因というのは原因が自分にあるものを指します。逆に、外的要因というのは原因が自分以外にあり自力でどうすることもできないものを指します。
各項目の意味が分かったところで、再度当てはめたものを見直してください。置いた場所に違和感を感じたものがあれば、感覚的に最も近い箇所に移動させてください。(S⇔W・O⇔Tの動きが多くなるのが自然です。)
これで分析終了です、お疲れ様でした。
結論は、最後に違和感から移動させたものが今のあなたにとって"課題"ということです。
努力の方向と量が正しければもっと成長できるにも関わらず環境のせいにしていたり、自分一人の力でどうすることもできないにも関わらず悩みを抱え込んでいたり。
始める前に自身で考えていた課題とだいぶ違いませんか?
自己分析は進めている途中で目的がブレることが多くなります。
面接で採用担当者の方に頷いてもらいながら話を進められると、志望動機や仕事への意気込みも自然と伝わりやすくなります。
他にも「モチベーションをあげる方法」や「好感度がアップする表情の作り方」など、分かっているつもりだったけど抜けていた、なんてポイントを掲載しています。
迷ったときや上手くいかないときは、こうした手法も参考にしてみてください。
【自己分析とSWOT】
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第3回
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