今持ってるスキルの強化をして経歴書を強化したい
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絹川 翔瑠
Webデザインコース
2024年3月エンプロス Webデザインコース修了。
前職は、東京で映像のAD(アシスタントディレクター)。
現在は、文化センターで運営スタッフの職で活躍中。
「どうやって就職活動をしたらいいかわからない」「自分にもできるのか不安」未経験からWeb(ウェブ)デザイナーやネットショップ等の仕事に就きたい方からよく、質問が寄せられます。
Web関連の職種につくためには業界で求められるスキルを身につけ、応募先にあなたのスキルを伝える必要があります。
姫路の職業訓練校エンプロスでは現役のWebマーケターや現役のデザイナーからプロからみた現場に必要なスキル、考え方、姿勢を学べます。また、就職活動のプロが希望就職の実現にむけて親身にサポートします。>実績はこちら
未経験からWebデザインコースを受講され、期間中に見事、希望の企業に内定された絹川翔瑠さんにインタビューに答えていただきました。
受講を検討されているあなたの参考になれば幸いです。
経歴書に書けるスキルを強化するにはどうしたらいいか?と考えたことから決めた訓練校に通うという選択
はい、緊張しますね。はい、改めて。おはようございます。
おはようございます。本日はご足労いただきましてありがとうございます。
―もう新しい職場で働き出したのはいつですか?
修了してすぐの4月1日に入社して、今は施設の運営で働いています。窓口のことだったり、施設の設備とかも今は必死で覚えている状態ですね。
―職業訓練ってそもそも知ってました?
全然知らなかったです。
―どうやって知りましたか?
前の仕事辞めて、ハローワークでいろいろ手続きしている時に知りました。雇用保険の窓口とは別で職業訓練って書いてある窓口があって、気になったので見てたら、フライヤーとかチラシが置いてあって。「医療事務」とか「パソコン事務」とか「Webデザイン」とか、私が行ってたハローワークは「電気工事士」の案内もありました。
資格取れたりできる場所があることを、そこで知りました。
―訓練を受けようと思われた理由はなんですか?
はい、そうですね。次の就職活動をすることを考えた時に、履歴書や職務経歴書での資格とか、はっきり書けるスキル部分が何にもなくて、前職でテレビ局のAD(アシスタントディレクター)やってると言っても、文面だけではざっくりとしか相手はイメージができないですし、お話ししないと伝わらない部分が多いので、まずは履歴書・職務経歴書での説得力がほしいなと職業訓練を検討しました。
自分に向いてることは何かなって探した時に、仕事でパソコンも使ってたし、動画編集もやってたし、一通りのそういうAdobeのソフトのことは分かるから、じゃあWebデザインコースかなという感じでした。
概要を読んでたらIllustratorやPhotoshopのクリエイター認定資格を取れることが書いてあったんで、興味を持った感じですね。
―履歴書・職務経歴書の説得力がほしいっていうのは、なるほどなって思いました。
―前の仕事は何をされてましたか?
前職は、東京の方で地上波番組のAD(アシスタントディレクター)とYouTubeの編集撮影・ディレクターに近いお仕事などの映像制作を、5年ほどやっておりました。
―5年間で色々なことを経験したと思うんですけど、その経験は応募書類に表現しにくいものですか?
そうですね。ADの仲間ともよく話してたんですけど、「なんでもできます」って誰でも言えるよねっていう話をずっとしてて。実際に現場に入ったら分かってもらえるけど、「なんでもできる」ってじゃあ具体的に何ができるのみたいな話になった時に、エピソードを話すぐらいしかできなくて。履歴書や職務経歴書では現場での対応力があるとか、コミュニケーション能力が高いとか、人柄がなんかとかというアピールになってしまって、裏付けが弱く、資格のような裏付けるものがないので、なかなか面接まで辿り着かないところはちょっとあるかなって思います。
―なるほど。応募書類に具体的に書けることが少なくて面接までのハードルが高いと。
私の場合だったら、業界専門の派遣会社に就職して、自分がやってみたい番組と、番組の制作サイドとの条件がマッチしたら、プロデューサーと面談して、常駐スタッフとして働く流れでした。
経歴に書くときは、私であればキー局や制作会社に派遣されてましたみたいな書き方ができるので、そこで「えっ?」と驚いてもらえて目には留めてもらえるとは思うんですが、それだけなんですよね。
書類審査では、どういうところにいた人であったか、どういうスキルを持っているから、こういう仕事ができそうだな、という連想でジャッジしていくと思うんですけど、それを考えると、具体性に欠けるというか、何でもできるようになったからこそ、どう説得したらいいのかみたいなのはありますね。
―自分にできるスキルを人に伝えるために、訓練を受けてみようと思われたわけですが、他の訓練校や、訓練コースと迷われたりとかはありましたか?
私が見てたときの応募期間でいうと、エンプロスとあともう一つ訓練校があって、私の中で決め手になったのが場所とカリキュラムの内容でした。
場所については、エンプロスが姫路でもう一校が三宮にある訓練校だったんですけど、家が西脇なので三宮ってさすがに遠く、ちょっとハードル高かったです。
カリキュラムの内容は、エンプロスの方は基礎を学べる時間もあったりデザイン概論などのものづくりにおいての理論的なところのカリキュラムもあった点と、座学の時間が多めだったことからエンプロスを選びました。
ADというか映像制作の世界だと、スキルを体系的に学んでいくわけでなく、人手が足りてないから現場に入って、ディレクターからの指示で現場の叩き上げでスキルを身に付けていくっていう感じでしたので、改めてソフトの基礎とか座学の部分をしっかり学び直したいなっていう気持ちがありました。
―なるほど!理論や基礎が魅力的だったんですね!
絹川さんは映像制作のお仕事である程度の経験がありますが、エンプロスの訓練は参考になるものでしたか?
それはもちろんですよ。
以前の仕事では、Illustratorについては、全くノータッチだったので、絶対学びたいなって思っていました。AdobeのPremiere Pro(映像編集ソフト)とPhotoshop(画像加工ソフト)を、いきなり実践の形でずっと使ってたので、エンプロスで学ぶ前はそもそも何をするためのソフトなのか曖昧なままでした。
理論から学べたのがすごく大きいなって思います。基礎をすごくしっかり固められました。
―ありがとうございます。 現場のプロにも役に立つ内容だったということで、嬉しいです。
基礎を固めるだけでなく、実際に現場で働く実用的な使い方について、具体的なイメージがついた授業
―再就職が決まる決め手は、もともとの現場経験が買われたと思いますが、エンプロスで訓練を受けられたことが採用に役立ったと思いますか?
こういうふうに役に立てますよっていう、アピールできるものが増えたっていうのは、すごく大きかったなって思います。今の就職先が総合文化センターなので、ホールで音楽事業とか地域活性化を目指したイベントをやっているような施設にいます。
運営スタッフとして雇用していただいたのですが、パソコンが何でも使えることと施設のポップや案内を作れることをアピールポイントとして入れていたので、自主事業イベントのポップやチラシを作ったりしています。自分が売り込んだ内容のお仕事を振ってもらえているので、手数が増えてよかったなと思います。
―資格取得したことがアピールにつながりましたか?
資格もそうですね。ただ資格の文面だけでは、相手もなんのこっちゃわからない感じだったので、自己PRの欄で改めて「パソコンがマルチでできますよ」「デザイン系もできますよ」というの記載しました。
面接の時には、「IllustratorやPhotoshopを触れるって書いているけど、実際に使っていただくとこがあるんで」とお話ししていただいたので、改めて強めに推してみました。
―訓練の中身についてお聞きします。訓練の内容ってどういう内容を期待してましたか?
受ける前は、理論をきちんと学びたい というのがあったので、事前にカリキュラムの内容を拝見してですけど、デザイン論やアナリティクスのところに興味を持ってました。改めて基礎を学び直せるというところを期待しました。
―期待してた通りでした?
期待以上でした。ほんとに期待以上でした!
―特に印象に残っていることありますか?
雰囲気とか何もわからずにエンプロスに入ったんですけど、正直なところ職業訓練って厳しいのかなって思っていたんですよ。結構ビシビシ来るのかなと思ってたら、先生方みなさんすごく明るくて受講生に対してすごくフレンドリーに接してくださるので、まずそこが安心できました。
授業の内容も淡々と参考書を見ながら教えるとかじゃなくて、先生方それぞれの経験を元にしていただけました。「ここは実際の現場で働くとこうなるから、そこは覚えといて」みたいな、プラスアルファのお話もしていただけたので、基礎を固めると言いながらも、実際に現場で働く実用的な使い方について、具体的なイメージがしやすかったのは結構大きかったなって思いました。
基礎以上のものをたくさん学べたっていうのは大きいですね。
―基礎から学べるけども、深みもあった、と。
そうですね。
―絹川さんは、授業の飲み込みが早かったですよね。
本当ですか?ちょっと恥ずかしいですね。ありがとうございます。
人より業務でパソコンを触り慣れてるっていうのはあったと思うんですよね。未経験の方とかもいらっしゃったので、その差は大きかったかなと思います。ソフトの使い方1つにしてもそうですけど、 ポイントをちゃんと先生がお伝えしてくださってたからというのもあると思うんですけどね。
―もともと目的がしっかりされていて、察しもいい人なので、勉強や知識習得というところに関しては安心してみていました。
リーダーシップをとってクラスメイトとまとめ上げた修了制作集
―その他の活動にも積極的に参加されていましが制作課題の内容はどうでしたか?
HTMLとCSSを使った架空のサイトを作成するという形で、課題は2つ。
一つは学習塾のサイトを作るっていうテーマを与えられたサイトの制作、
二つ目が自由制作。どういうお店のサイトを作るとかは自分たちで決めて、今まで学んだことを活用して作っていきました。
それを修了制作集としてクラスみんなの課題をまとめたサイトを作りました。
―一人一人が作られている課題をまとめて紹介するサイトの制作という事ですねね。
はいそうですね。
―積極的に参加された理由を教えてください?
いやそうですね。修了制作をまとめる人が必要で、誰も手を挙げる様子がなかったので、誰もやらないならやってみようと思って手を挙げました。
「やりますよ」という気持ちでいたので、手を挙げたんですけど、私の後ろのOさんも手を挙げてくれました。
一旦そこで2人にお願いするって話にまとまったんですが、授業が終わって休憩時間に入った時に、IさんとYさんもやりますって言ってくれたので、最終的に4人で制作を進行しました。
結構みんな前向きな感じで制作はスタートしたので、楽しく和気あいあいとやってました。
―東もベタボメでね。「まとめサイトを作るのに口出ししなかったのは、絹川さんが初めてです」って。
そうなんですか。えー嬉しい。
―絹川さん すごいですよって言ってましたよ。
本当ですか。東先生、結構「就職活動早くしなさい」みたいな感じで優しくもあるけど、ちゃんと絞めるところは絞める先生なので、修了制作について何か指摘されるかなって思ってたんですけど。
クラス20人弱、1人2サイト分のデータを回収しないといけなかったので、データの回収用フォルダを作ったり、事前に資料を配布してクラスの方に説明する時間をいただいて進行しました。その時の資料を東先生が、「これ、もらっていい?」って言ってて、その時も「すごいね。これだけちゃんと段取り組んで説明してたの、このクラスが初めてだから」って褒めていただいたので、嬉しかったですね。
―ディレクションをやってみてどうでした?
私に合ってたなっていうのは思いましたけど、他の一緒にやってくださってた3人がとても優秀な方だったので、逆に私は何もしてなくて申し訳ないなという思いもありました。じゃあ、せめてデータ管理しますねみたいなそれくらいの感じでした。
私に最終的な意見を求めてくださるんですけど、全然みなさんが優秀なので、基本褒める言葉しか出なかったです。
―ちゃんと仲間に対してのリスペクトがいつもあるなって思ってて、事務所で「素晴らしいね」って言ってましたね。
―絹川さんは自分で思っているよりも、多分もっともっとクリエイティブな方だと思っているので、今の仕事がちょっと物足らないなとか、期間がもう終わってしまうなという時は、必ず電話してくれるように。 よろしくお願いします(笑)
自分の作った作品をクラスメイトに相談できる環境
―学校内の人間関係について教えてください?
自分が受けてたコースは20人弱いましたけど、皆さんコミュニケーション能力が高くて、かつスキルを持っていらっしゃる方が多かったですね。自分がいたコースのめちゃくちゃいいところって、とにかくお互いのことを褒めれるところだなって思ってます。
自主制作でバナーや画像を作って、1日1個仕上げてくる方とかもいらっしゃったので、そういう人が絹川さんちょっと見て意見欲しいなど、自分が作ってる課題を人に見て欲しいっていうのをちゃんと言える人が多かったのがすごくいいなと思っていました。
作品を見せ合うときに、第一声で 「めっちゃいいやん」「これめっちゃかっこいいやん」「これめっちゃ素敵やん」と言った上で、指摘し合える関係でした。お互いの作品をちゃんと見合えて、スキルの向上にすごく前向きな人がとても多かったので、 そこがとても素敵だなって思っていました。
受講期間中に、ちょっと嫌だなみたいなことは全然なくて、 素敵なコースで受けれてよかったと思ってますね。
―確かに、絹川さんが所属されたコースって、いい人多かったと思うんですけども。他のコースも含めエンプロス自体はどんな雰囲気でした?
3階や4階のフロアで医療事務コースやパソコン事務コースを受けられている方がいらっしゃいましたけど、帰りにすれ違う時にみなさん「お疲れ様でした!」みたいな感じで、ほがらかな方ばかりでした。
他のコースの様子を見ててもわきあいあいとした声が聞こえてきてましたよ。変な空気感はなかったですね。
多分みなさん就職に前向きな方が多いから。
ちゃんとコミュニケーションをしっかりとっていこうっていう人が多いと思います。
スキルを持った人でも初心者の方でも変化は大きい
―絹川さんのような経験者ではなく、逆に初心者の場合でもそれなりに実力を身につけられると思いますか?
そうですね。もうそれは自信を持って「はい!」って私は言えるんですけど・・・。
私のコースのことにはなりますが、席替えして未経験の人の隣に経験者の方が横にいて、お互い支え合う関係になっていますし、先生方も受講生の様子をみて、つまづいている人がいたら、都度フォローが入っていました。授業自体も未経験の方を想定して始まるので、大丈夫だと思います。
パソコンを今まで使ったことない方も私のクラスにはいたんですけど、最終的には課題制作に自力で取り組まれていましたし、未経験の方でもわからない前提でカリキュラムを作っているので心配しなくてもいいと思います。
―知識を持った人は、待つことになるシーンがあったと思いますが、そういうのはどうでした?
待つ側だったんですけど、知らないことがたくさんあったので、改めて自分も学び直す機会に時間を使っていました。ある程度先を見据えて参考書の予習とかもしてましたし、インプットする時間に当てたりもしていました。
―一番プラスになったところは?
知識ですかね、やっぱり。
何もわからずにとりあえずソフトさわってた時と比べると、知識が入ったことでモノの見方を変わったことが大きいです。バナー1個にしても、以前なら「すごいかっこいいバナーやな」ぐらいにしか思わなかったんですけど、知識が入った今はこういう目的でこのフォントにしてて、この配置にしてるなという見方に変わりました。
スキルを得られたとか資格が取れたとかももちろん大事なんですけど、モノの見方が変わったことで作るものが変わったことがすごく大きいなと思っています。
―来る前と来た後って変わった?
全然変わりました。HTML、CSSとIllustratorを全く知らなかったので、そこが触れるようになったっていうのは、来た後の方が絶対スキルが増えてます。
やっぱり自分が就職する時に、アピールできるものを増やせたことが大きくて、スキル面と物の考え方を増やして、就活に挑めました。
もし一人だったら、きっと訳も分からずやってたと思うので、実技と理論的なところをちゃんと得られたので、受講前と受講後だと全然違いますね。
―見え方が変わるって凄いよね。
そうですね。
―訓練校を迷われている方に一言あればお願いします。
きっと新しい世界というか、自分が手を出したいけどなかなか伸ばせないみたいなところに踏み込むのって、結構勇気がいることだとは思うんですね。
全然知らないところに踏み込むし、もしかしたら全然来たことない場所に来ることになるし、どうしたらいいんだろうって思われると思うんです。
でも、実技もちゃんと身につくし、あとモノの考え方とか自分のアピール方法とか、エンプロスでは訓練の募集要項に載っていること以外のこともしっかり学べるので、まず来てみるといいと思います。
新しい武器が増えるっていうのは絶対悪いことじゃないし、先生方もみなさんとてもいい人で、実際に先生方が仕事で得られた知識をちゃんと受講者に還元してくれるような場所です。
自分がどういう働き方をしていきたいかとか、どういう仕事に就きたいっていう具体的なイメージが、わく場所だなと思っているので、ぜひ来てほしい。おすすめです。
―長時間ありがとうございました。引き続き元気に活躍されることを楽しみにしています。
ありがとうございます。